一人の介護職としての人生、考え方 その1

 

悩む

現在20代後半の自分はこのまま介護現場で働き続けるのがいいことなのだろうかと

悩む時が多い。まず他の業種ではあまり見られない夜勤の存在がある。基本的には夕方から翌日の、昼前まで働く形態の勤務だ。時間にして18時間程度の勤務だろう。

その他、早番やら遅番やら勤務時間がバラバラのため、生活リズムも狂う。

最近では寝不足なのか寝すぎなのか自分でもわからないくらいに睡眠時間が

狂っているように感じる。

20代前半の時には身体的な疲労か感じなかったが、20代後半に

なってくると少しずつ体が悲鳴をあげているような感じがする。

今までは夜勤が明け、家に帰ると昼前になることが多いため、そのまま飲みにでかけたり、車を運転して釣りに出かけたり等していた。

(今考えるとよく20時間以上も起きっぱなしで運転しようと思ったものだ)

だが、今では家に帰るとシャワーを浴びて寝るだけだ。夕方に起きてご飯を食べ、

やることがないからまた寝る。夜勤明けの翌日はたいてい休みなのだが、

もともと出不精な自分は家でTVを見て、スマホをいじって一日が終わっていた。

 

気づく

そんな毎日が数年ほど続いたころだろうか、

このままでいいのだろうかと思い始めた。というのは介護として働くということは

将来転職することになっても介護でしか強みが活かせない。他の業界の転職が狭まる。

たとえば何年も介護してた人間が腰を悪くしたからといって、いきなり未経験として、デスクワークの仕事、別業界への転職がそんなに簡単にできるだろうか?その時には、

30代、40代、50代だろう。その年になって介護としての知識と経験しかないのである。

そして腰を悪くしたり、夜勤がつらくなったら介護として働けないのである。

(厳密には働けるだろうが、一人暮らしをするだけの給料はもらえなくなるだろう。)

その状態で転職がままならいようでは先行き不安だ。

しかしその逆だ。別業界から介護職に入ってくる人は大勢見てきた。

年なんか関係ない、介護職として経験があるか、ないかなんてものも関係ない。

受ければたいてい内定をもらえるのが介護業だろう。

つまり体が元気であれば何歳からでも働くことができるのだ。

次第にこのように考えていくようになった。

 

変化

しかし私自身まだ20代だからといって、何の目的や目標もなく異業界への転職は

厳しいだろう。そもそも成功したところで長続きするとは思えない。

そこで元より金融に関しての知識が欲しかったため、FPの勉強をすることにした。

働きながらの勉強ではあったが、1か月ほど集中的に勉強したら受かることができた。

2級に関しては今月の21日に合格発表であるが、

自己採点では大幅に合格点数を上回っていたのでたぶん受かっているだろう。

合格が確定していたら社労士を目指そうと思う。これにはいくつか理由があるが、

ここではまだ話す必要もないだろう。

このように介護以外でも働けるための知識や資格等が必要だということに気が付き、

大きな変化をもたらすことができたろう。時に資格など不要という輩も見かけるが・・